儀歴865年、天儀に住む人々にとって、人智を超越せし人外の敵、
「アヤカシ」はもはやとても看過することのできない存在となっていた。
アヤカシの巣窟である、負の森は幾たびの焼き払いにも勢いを止めることなく、
その姿を大きくしていった。
王朝主導のもと各国は衝突を繰り返してきたが、
森からのアヤカシによる被害は各国によって大きく違い、
利害関係の差が綿密な連携をとれない原因となり、
幾たびかの大規模な森の焼却作戦は目的を達成するには遠く及ばないまま終結した。
既にアヤカシの被害に苦しむ国の疲弊は限界に達しつつあったが、
そんな中、古代遺跡から盗掘という形ではあるが、
「宝珠」と呼ばれるひとつ古代遺産が発見される。
宝珠は一定の加工処理を施すことによってありとあらゆるものに魔法的な力を加え、
あるモノは物質を浮遊させる力を持っていた。
程なくして山あいの天儀大陸を行き来するために飛空船が建造され、
魔の森に迫られた国家は、移住すべき次々と新大陸を求めて、
天儀の『端』断崖絶壁の向こう側を目指し‥‥大半は戻ってこなかった。
時折もたらされる嵐の壁の外の情報が、人々の間に希望を与えていることは事実であるが、
嵐の壁への接近事例だけが報告されるのみであり、探索は遅々として進まなかった。
しかし歴909年、嵐の壁を一時的に無効化させる手法が朝廷から発表されたことから、
ただ、接近を繰り返し、その距離の短さを誉れとする、
チキンレースさながらの虚栄心でしかなかった動機は、
一気に新たなる世界への渇望へと人々の心を駆り立てるものへと変貌を遂げる。
アヤカシとの終わらない戦いには、権力者であろうが民間人であろうが
疲弊・閉塞感は覚えており、国家が覇権を競うかのごとく、
それまで領主単位でしか動かなかった宝珠をもとにした造船開発は大きく動き、
新天地を求める大規模飛空船の製作が始まった。
大開拓時代の始まりである。
そして儀歴1009年。既に2度の大規模探索で2つの島が発見されていた中、
王朝が第三次開拓計画を発令したことから、世界は大きく動き始めようとしていた。
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